茎突舌骨筋とは?喉の違和感や嚥下障害を招く解剖学的真相と対策
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喉の運動を司る舌骨上筋群は、互いに引っ張り合いながらバランスを保っています。茎突舌骨筋の特異性を浮き彫りにするため、構成する4つの筋肉の解剖学的特徴と臨床データを一覧表で比較します。
筋肉名起始および停止支配神経主作用(舌骨の運動方向)臨床現場での主な愁訴・リスク茎突舌骨筋起始:茎状突起
停止:舌骨体と大角の境界顔面神経(茎突舌骨筋枝)後上方への引き上げ喉の異物感、イーグル症候群、嚥下時の引っかかり顎二腹筋(後腹)起始:側頭骨乳突切痕
停止:中間腱(舌骨)顔面神経(顎二腹筋枝)後上方への引き上げ耳下部の放散痛、開口障害、顎関節症との併発顎二腹筋(前腹)起始:下顎骨二腹筋窩
停止:中間腱(舌骨)三叉神経(下顎神経顎舌骨筋枝)前上方への引き上げ・下顎下制顎下のこり、咀嚼筋疲労、開口時の顎のブレ顎舌骨筋起始:下顎骨顎舌骨筋線
停止:舌骨体・正中縫線三叉神経(下顎神経顎舌骨筋枝)前上方挙上・口腔底の挙上食塊形成不全、誤嚥、舌の可動域低下オトガイ舌骨筋起始:下顎骨オトガイ棘
停止:舌骨体前面第1頸神経(舌下神経経由)前上方への牽引・喉頭前進食道入口部開大不全、嚥下後の咽頭残留 ※日本解剖学会編『解剖学用語』および日本嚥下医学会ガイドラインの知見をもとに編集部作成。