パッケージエアコンとは?家庭用と違う3つの理由をプロが徹底解説
パッケージエアコンとは?家庭用と違う3つの理由をプロが徹底解説に関する主要な事実を丁寧にまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。
空調設備の導入において、後から最も取り返しのつかない事態に発展するのが「馬力選定の誤り(能力不足・過剰能力)」です。空調業界の施工現場では「カタログの平米数だけで選んだ現場ほど、真夏にクレームが鳴り止まない」という言葉が常識として語られています。
ネット上のQ&AサイトやSNS上では、「20坪の居酒屋にオフィス用の目安(3馬力)を設置したら、満席時に全く冷えず客足が遠のいた」「費用をケチって家庭用エアコンを3台並べたが、ブレーカーが頻繁に落ちて1年半でコンプレッサーが焼き付いた」といった悲痛な体験談が散見されます。なぜこのような失敗が後を絶たないのでしょうか。
その背景には、空間の「床面積」だけを見て、「内部発熱負荷(厨房設備、照明、OA機器、人の体熱)」と「建物構造(日射侵入、天井高、換気量)」を完全に無視してしまう構造的盲点があります。
上記データが示す通り、同じ20坪のフロアであっても、オフィスであれば3馬力で十分に冷える空間が、飲食店では6馬力から8馬力以上の設備容量を確保しなければ室内温度が全く下がりません。能力不足のエアコンをフル稼働させ続けると、コンプレッサーが常時100%の高負荷運転を強いられ、電気代が跳ね上がるばかりか、機器の寿命を大幅に縮める原因となります。