ナザールボンジュウの目玉の意味とは?割れた理由と魔除け効果の真相
ナザールボンジュウの目玉の意味とは?割れた理由と魔除け効果の真相について分かりやすく解説いたします。最新の情報をお届けします。
トルコ語で「ナザール(Nazar)」は「邪視・悪意ある視線」、「ボンジュウ(Boncuk)」は「ビーズ・ガラス玉」を指します。直訳すれば「邪視除けのビーズ」となるこのお守りは、紀元前数千年の古代メソポタミアや古代エジプト文明にまで遡る極めて歴史の深いシンボルです。
中東や地中海地域には古くから、「他者に対する強い嫉妬や羨望の眼差しは、無意識のうちに相手へ病気や事故、不幸といった破滅をもたらす」という邪視(イーブルアイ信仰)が根強く存在していました。例えば、健康な赤ん坊を過剰に褒め称えたり、他人の成功を羨んだりする視線そのものが、目に見えない霊的毒素となって相手を傷つけると考えられてきたのです。
ナザールボンジュウはこの「視線の攻撃」に対し、「目玉には目玉を向け返す」という同種療法的な呪術原理で対抗します。相手の放つ邪悪な視線を大きな青い瞳で正面から見つめ返し、その力を中和・反射させる仕組みを持っています。
シンボルカラーに「青(コバルトブルー)」が採用されている理由にも明確な歴史的背景があります。中東やアナトリア半島において、青い瞳を持つ人々(主に北欧・アングロサクソン系や海を渡ってきた異民族)は珍しく、強い呪力や魔力を持つ存在として畏怖されていました。その「最も恐ろしい青い瞳の力」を護符として逆利用することで、あらゆる災厄を封じ込めようとした民俗的知恵が、現在の鮮やかな青色に結晶化しています。