映画『It』ピエロの正体と元ネタ解明!素顔の俳優や弱点・前日譚まで

映画『It』ピエロの正体と元ネタ解明!素顔の俳優や弱点・前日譚までに関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

ペニーワイズというキャラクターの誕生には、アメリカ犯罪史上最悪と呼ばれる実在の凶悪事件が深く影を落としています。その元ネタとなった人物こそ、1970年代に全米を震撼させた連続殺人鬼ジョン・ウェイン・ゲイシーです。

ゲイシーは地元シカゴで建設会社を経営し、地域の有力者として知られていました。彼は週末になると「ポゴ・ザ・クラウン」というピエロに扮し、小児病棟の慰問やチャリティーイベントで子どもたちを喜ばせるボランティア活動に熱心に取り組んでいました。まさに「善良な市民」という完璧な仮面を被っていたのです。

しかしその裏で、ゲイシーは甘い言葉で少年たちを自宅に誘い込み、拷問の末に殺害。自宅の床下や敷地内に33人もの少年たちの遺体を隠蔽していました。1978年の逮捕時に「殺人ピエロ(キラー・クラウン)」として大々的に報道されたこの事件は、アメリカ社会に「ピエロ=得体の知れない狂気」という強い恐怖(道化師恐怖症/コルロフォビア)を植え付けました。スティーヴン・キングはこの事件に着想を得て、子どもを安心させて油断させるピエロの姿をしたモンスターを構想したのです。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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