カナヘビは何を食べる?生き餌や人工フードの慣らし方と飼育の極意
カナヘビは何を食べる?生き餌や人工フードの慣らし方と飼育の極意の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。
カナヘビの飼育コミュニティにおいて、死因の上位として絶えず報告されるのが「骨の病気(代謝性骨疾患:クル病)」です。飼育下では、単に虫を与えているだけでは健康を維持できません。
生き餌として市販されているコオロギやミールワームは、栄養学的に「リン」が多く「カルシウム」が極端に少ないバランス(カルシウム:リン比率が約1:9)になっています。このアンバランスな状態のまま与え続けると、カナヘビは体内のカルシウムを骨から溶かして補おうとし、下あごがゴムのように軟化して餌が噛めなくなったり、背骨や手足が不自然に曲がって歩行不能に陥ります。
これを防ぐためには、餌昆虫に粉末サプリメントをまぶす「ガットローディング」と「ダスティング」が絶対条件です。
給餌の直前に、ビニール袋やプラスチック容器にコオロギとカルシウムパウダーを入れ、軽く振って昆虫の全身を白く粉まみれにしてから与えます。この際、紫外線ライト(UVB)をケージ内に設置している場合は「ビタミンD3なし」のカルシウムを基本とし、日照時間が不足しがちな環境では「ビタミンD3入り」を週1〜2回適量添加するローテーションが理想的です。
給餌の適切な頻度と量は、成長ステージによって明確に異なります。
- 幼体(ベビー〜生後6ヶ月):毎日1〜2回、頭部サイズの半分程度の微小昆虫を2〜4匹。急速に骨格が成長するため、カルシウムの添加を欠かしてはなりません。
- 亜成体〜成体(アダルト):2〜3日に1回、適正サイズのコオロギを2〜3匹程度。腹部が適度にふっくらと膨らむ量が目安です。毎日大量に与えすぎると脂肪肝や内臓疾患の原因になります。