ヒラメとカレイの違い完全解説!見分け方と味・値段の真相を比較
ヒラメとカレイの違い完全解説!見分け方と味・値段の真相を比較の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
「左ヒラメに右カレイ」というルールは極めて有用な指標ですが、生物学的には100%普遍的な法則ではありません。この原則を盲信していると、特定の魚種を前にした際に誤った判断を下すことになります。
その代表例が、汽水域や河川下流域にも進入するヌマガレイ(カワガレイ)です。日本沿岸に生息するヌマガレイは、カレイ科に属していながらほぼ100%の個体が左側に目を持っています。北米太平洋沿岸では左右半々の割合で出現するなど地域差も見られますが、国内で漁獲される個体は「左向きのカレイ」の典型例として知られています。
さらに、外国産のカレイ類であるオヒョウ(大鮃)やカラスガレイの幼魚、あるいは遺伝的な突然変異(逆位)によって、通常とは逆の側に目が位置する個体も稀に水揚げされます。だからこそ、プロの現場では目の向きだけに頼らず、前述した口と歯の違いや側線の走り方、鱗の手触りを総合して識別を行います。