服についたボールペンの落とし方!油性・水性別の裏ワザと染み抜き術
服についたボールペンの落とし方!油性・水性別の裏ワザと染み抜き術に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。
ボールペンの汚れに直面した際、良かれと思ってやってしまう行動の多くが、実は衣類の寿命を縮めています。後悔する前に知っておくべき「やってはいけないNG対処法」を整理しました。
NG行為1:水をつけてゴシゴシ擦り合わせる
インクがついた瞬間、誰もが反射的に水で濡らして生地同士を擦り合わせたくなります。しかし、これは最悪の悪手です。油性インクは水を弾くため全く落ちないばかりか、摩擦によってインクの超微粒子が繊維の深層(フィラメントの隙間)に物理的に押し込まれてしまいます。こうなると、プロの技術でも完全除去が困難になります。
NG行為2:確認せずに洗濯機に入れて温風乾燥機にかける
インクがついていることに気づかず洗濯機を回してしまい、さらに乾燥機で熱を加えてしまうケースです。ボールペンの定着樹脂は熱によって化学結合が強固になり、繊維と一体化してしまいます。洗濯前に胸ポケットのペン差し忘れがないかを点検する習慣こそが、最大の防衛策です。
NG行為3:アセテートやレーヨンに除光液を使う
除光液に含まれる「アセトン」という有機溶剤は、アセテートやトリアセテートといった半合成繊維を跡形もなく溶かしてしまいます。また、ウールやシルクなどの動物性天然繊維や、色柄物の衣類に使うと、激しい脱色や毛羽立ちを引き起こします。除光液染み抜きが安全に使えるのは「綿・ポリエステル・麻」の白物衣料が基本だと覚えておいてください。
外出先での応急処置はどうすべきか?
オフィスや出先でインクがついてしまった場合、その場で完全に落とそうとしてはいけません。外出先応急処置の正解は「これ以上広げないこと」に尽きます。乾いたティッシュペーパーを患部の表裏に挟み、上から指で強く押さえて、表面に残っている余剰なインクを吸い取るだけに留めてください。濡れおしぼりで擦るのは厳禁です。