宮島・千畳閣はなぜ未完成なのか?秀吉急死の歴史真相と見どころ
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世界遺産の厳島神社本殿が年間を通じて国内外の大勢の観光客で賑わう一方、わずか石段を十数段上がった先にある千畳閣は、まったく異なる静謐(せいひつ)な空気が漂っています。
現地を訪れた旅行者のリアルな声やSNSでの評価を分析すると、共通して挙げられるのが「居心地の良さ」と「圧倒的な開放感」です。
「真夏に訪れたが、四方の吹き抜けから海風が吹き抜けて驚くほど涼しい」「黒光りする太い床板の上に腰を下ろし、柱越しに五重塔を眺めているだけで1時間があっという間に過ぎてしまう」といった感想が多数を占めています。
堂内の頭上を見上げると、江戸時代から明治・大正期にかけて奉納された無数の大絵馬や巨大なしゃもじが所狭しと掲げられています。宮島名物である「杓子(しゃもじ)」は、寛政年間に誓真という僧侶が島民の産業振興のために考案したものですが、千畳閣には人々の必勝祈願や繁盛祈願が込められた特大のしゃもじが奉納されており、庶民信仰の息吹を肌で感じ取ることができます。