安芸の小京都・竹原町並み保存地区の歩き方!歴史と聖地の見どころ網羅
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瀬戸内海に面した竹原下市地区が現在の骨格を形成したのは江戸時代中期のことです。赤穂から導入された「入浜式塩田」によって全国有数の塩の産地へと急成長を遂げ、そこで得た潤沢な資金力を背景に酒造業や海運業が発展しました。ひろしま竹原観光ナビの歴史資料によると、1800年頃を描いた絵図屏風には、本川を通じて北前船が頻繁に行き交い、物資と文化が集積する活気あふれる港町の姿が克明に記録されています。
この経済的繁栄を証明するのが、通り沿いに建ち並ぶ屋敷群です。竹原市重要伝統的建造物群保存地区は、昭和57年(1982年)12月に国の選定を受け、40年以上の歳月にわたって厳格な景観保護が続けられてきました。特徴的なのは、漆喰で白く塗り固められた重厚な「塗籠造(ぬりごめづくり)」の壁や、意匠を凝らした「竹原格子」と呼ばれる繊細な窓格子です。単なる観光用モニュメントではなく、現在も住民が生活を営む生きた町並みであることが、訪れる人々に本物の情緒と深い安らぎを与えています。