不陸整正とは?路盤工との違いや施工手順・2026年最新単価を徹底解説
不陸整正とは?路盤工との違いや施工手順・2026年最新単価を徹底解説について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をお届けします。
見積もりや施工計画書の段階で最も混同されやすいのが、不陸整正と路盤工の違いです。どちらも砕石を用いて地面を平らにする作業に見えるため、「二重計上ではないか」と疑念を持たれることもあります。しかし、国土交通省の土木工事積算基準における工種区分や設計思想の観点から見ると、両者は全く異なる目的を持っています。
決定的な違いは、「新しい構造層をゼロから作り出すか」それとも「すでにある面の凹凸を整えるか」という点に集約されます。
路盤工は、上層路盤(粒度調整砕石:M-40など)や下層路盤(クラッシャーラン:C-40など)といった材料を指定の設計厚さ(例:15cm、20cm)で新たに搬入し、車両荷重を分散させるための強固な層を構築する作業です。これに対して不陸整正は、掘削完了後の路床面や、既存の古くなった路盤面を対象とし、高すぎる部分を削り(片切)、低すぎる窪みに少量の材料を補充して平らに均す「面の修正作業」を指します。
積算基準上の工種区分においても、路盤工は「構造物としての層を形成する主工程」として歩掛が組まれる一方、不陸整正は「舗装版破砕後の下地処理」や「舗装工に先立つ付帯的な基盤整正」として明確に区別されています。この設計思想の違いを理解しておくことが、過不足のない適正な見積査定につながります。