突然のフガフガ!犬の逆くしゃみの原因と止め方・気管虚脱との見分け方

突然のフガフガ!犬の逆くしゃみの原因と止め方・気管虚脱との見分け方の要点を詳しく解説してご紹介します。

愛犬が苦しそうに呼吸器症状を示した際、最も警戒すべきは「逆くしゃみ以外の重篤な呼吸器・循環器疾患」との混同です。特に中高齢の小型犬に多い気管虚脱や、僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病に伴う咳は、早期の治療介入が予後を大きく左右します。

それぞれの決定的な見分け方を以下の比較表にまとめました。

症状・疾患名呼吸の向きと音の特徴発作後の状態と舌の色危険度と受診の緊急性逆くしゃみ
(生理的反射)吸気性(息を強く吸い込む)
「フガフガ」「ズーズー」という豚鼻のような吸引音発作が収まれば普段通り元気。
舌や粘膜は正常なピンク色を保持。【低】
単発であれば経過観察で問題なし。投薬治療も原則不要。気管虚脱
(気道疾患)呼気・吸気両方(気管の潰れ)
「ガーガー」というガチョウの鳴き声に似た乾いた音興奮時や暑い時に持続。
重症化すると舌が紫色(チアノーゼ)に変化。【中〜高】
進行性の疾患。気管拡張薬や消炎剤、外科的治療の検討が必要。心臓病に伴う咳
(僧帽弁閉鎖不全症等)呼気性(息を吐き出す)
「ケホッケホッ」「カッカッ」と何かを吐き出そうとする咳夜間・明け方・運動後に悪化。
元気がなくなり、呼吸数が安静時でも多い。【極めて高】
放置すると肺水腫に至る危険性大。循環器の精密検査が必須。

決定的な識別ポイントは、「息を吸い込んでいるのか、吐き出しているのか」という点です。首を伸ばして懸命に吸気しているなら逆くしゃみの可能性が高く、背中を丸めて「カハッ」と吐き出す動作をしているなら通常の咳や心臓疾患、誤嚥を疑う必要があります。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest