熊本地震の震源地で破断連動の新事実!布田川断層の歪みを緊急追跡
熊本地震の震源地で破断連動の新事実!布田川断層の歪みを緊急追跡の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
「平成28年熊本地震研究プロジェクト」の中心人物であり、活断層研究の最前線に立つ東北大学の遠田晋次教授は、熊本で起きた「前震・本震型」の双子地震が提示した科学的課題に今も挑み続けている。遠田教授らの研究グループが提示するのは、一連の大地震によって周囲の断層にかかる静的応力(クーロン応力)がどのように変化したかという精密な物理マップだ。
プロジェクトの解析によれば、2016年の巨大破断によって主断層の応力は解放されたものの、その周辺に位置する未破壊の隣接セグメントには、かえって歪みが移動・集中している。遠田教授は、大地震の真の余波は数十年単位で地下深くにとどまり、予期せぬタイミングで隣接領域の破断を誘発する危険性を繰り返し警鐘している。