きのこの山大容量はどこが最安?コストコ・ドンキの単価を徹底検証
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近年の菓子業界を取り巻く環境は、かつてない激動の渦中にあります。国際指標となるニューヨーク市場のカカオ豆先物価格は記録的な高騰を記録し、油脂や包装資材のコスト、物流費の上昇が複合的にメーカーの収益を圧迫してきました。明治が公表した一連の価格改定および内容量変更の資料を確認すると、看板商品である「きのこの山」シリーズも例外なく複数回の調整を受けています。
ここで注目すべきは、価格を据え置きながら中身を減らす「実質値上げ(シュリンクフレーション)」の推移です。かつてファミリーパックといえば150gを超える大容量が一般的でしたが、改定を経て約136g(個包装袋込み)前後へとスリム化が進みました。この事実を知らないまま「大袋だから得をしている」と思い込んでいると、100gあたりの換算では通常箱の特売とほとんど変わらない単価を支払っているケースが生じます。
さらに見逃せないのが「大袋バイアス」とも呼ぶべき心理的な錯覚です。流通業界では、消費者が大袋商品に対して「割安であるはずだ」という強い先入観を持つことを利用し、セール対象から外して定常的な利益確保商品として棚卸しする販売戦略が存在します。その結果、ドラッグストア等で74g入りの通常箱が98円〜128円前後の目玉商品として売り出されている週には、ファミリーパックを買うよりも通常箱を2〜3箱まとめ買いしたほうがグラム単価が圧倒的に安くなるという逆転現象が頻繁に発生しています。