爪の黒い線はがんのサイン?メラノーマとほくろ・内出血の見分け方
爪の黒い線はがんのサイン?メラノーマとほくろ・内出血の見分け方の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
爪に縦に走る黒い筋を医学用語で爪甲色素線条(そうこうしきそせんじょう)と呼びます。このスジができる原因は多岐にわたり、すべてががんに直結するわけではありません。
爪を作る爪母のメラノサイト(色素細胞)が活性化する主な要因には、以下のような日常的なきっかけもあります。
- 足に合わない靴による慢性的な物理的摩擦・圧迫
- 爪を噛む・いじるなどの癖による刺激
- アジソン病や内分泌異常、ビタミンB12欠乏などの全身疾患
- 抗がん剤や特定の抗生物質などの薬剤による影響
- 加齢に伴うメラノサイトの局所的な活性化
特に子どもの爪に見られる黒い筋は、成長期に伴う良性の色素母斑であることが大半で、成長とともに自然に薄くなるケースも珍しくありません。しかし、50代以降の成人が初めて気づいた黒い線や、突然1本の指だけに急激に現れた濃いスジについては、警戒度を一気に引き上げる必要があります。