ロー付けとは?溶接・はんだとの違いと強度・手順をプロが徹底解説
ロー付けとは?溶接・はんだとの違いと強度・手順をプロが徹底解説について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。
Q1:ホームセンターで売っているカセットコンロ用ガストーチでも銀ろう付けは可能ですか?
A1:真鍮の細い針金や小径の銅管(直径6mm程度まで)であれば可能です。ただし、母材の体積が大きい鉄材や1/2インチ以上の太い配管では熱が周囲へ逃げてしまい、作業温度である650℃以上に達しません。その場合は酸素プロパンバーナーや高カロリーのエアプロパンバーナーが必要になります。
Q2:フラックスを塗るのを忘れるとどうなりますか?
A2:金属をバーナーで加熱した瞬間に空気中の酸素と反応して表面に強固な酸化皮膜が形成されます。フラックスがないとろう材はこの酸化被膜に弾かれ、水滴のように丸まって母材に一切なじみません。フラックスは酸化被膜を化学的に除去し、金属表面の濡れ性を保つために不可欠です。
Q3:一度ロー付けした箇所を外してやり直すことはできますか?
A3:可能です。再加熱してろう材が溶ける温度(650〜750℃)まで母材全体を温めれば、プライヤーなどでパーツを引き抜いて分解できます。再度接合する際は、表面に残った古いろう材や酸化物をしっかりペーパーで削り落とし、新しいフラックスを塗布して再施工します。
Q4:銀ろう付けした接合部分は経年劣化で剥がれませんか?
A4:適切に施工され、残留フラックスが完全に洗い流されていれば、数十年単位で剥がれることはありません。家庭用エアコンの室外機内部やビルの冷凍配管は、何十年間も高圧の冷媒ガスと振動に晒され続けていますが、正常なロー付け継手が自然崩壊することはありません。