唇の白いできものは病気?症例画像比較と痛くないしこりの正体を検証
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自己判断による迷いを排するため、臨床上鑑別を要する代表的疾患について、好発部位、触診時の硬さ、痛みの有無、そして推奨される受診先を体系的に整理しました。
疾患・病変名外見・触診の特徴(硬さ・痛み)好発部位・発生率/相場推奨診療科と編集部の見解アフタ性口内炎中心が白く周囲が赤い潰瘍。柔らかい。激しい接触痛あり。唇の内側・歯肉・舌。人口の約20%が生涯で反復経験。歯科・口腔外科・耳鼻咽喉科。通常1〜2週間で自然消退。口唇ヘルペス白濁する小水疱の集簇。ピリピリ痛・かゆみ。後に痂皮化。赤唇部と皮膚の境目。成人の抗体保有率は約50〜60%に達する。皮膚科・内科。発症早期(48時間以内)の抗ウイルス薬が極めて有効。フォアダイス(独立脂腺)1〜2ミリの黄白色の小丘疹が多数密集。柔らかい。無痛。上唇の赤唇縁、頬粘膜。成人男女の約70〜80%に観察される生理現象。皮膚科。原則治療不要。美容目的の除去は保険適用外(自費)。粘液嚢胞(粘液瘤)半透明〜灰白色のドーム状膨隆。弾力性あり(軟〜中等度)。通常無痛。下唇の裏側(約80%)。10〜20代の若年層に好発。口腔外科。自然治癒は稀。根本治療には小唾液腺ごとの摘出が必要。白板症(前がん病変)ガーゼで擦っても剥離しない平坦または肥厚した白斑。初期は無痛。舌縁、下唇赤唇部、歯肉。悪性化率(がん化率)は約3〜10%。口腔外科。確定診断には病理組織検査(生検)が必須。口唇がん(扁平上皮癌など)白色または赤白混在の病変。触ると「硬いしこり(硬結)」を触知。無痛〜持続痛。下唇に集中(約90%)。口腔がん全体の数%。高齢男性、喫煙・日光曝露者に多い。口腔外科・頭頸部外科。2週間以上治癒しない病変は直ちに専門医へ。