かかとのガサガサは水虫かも?乾燥との決定的な違いと見分け方
かかとのガサガサは水虫かも?乾燥との決定的な違いと見分け方の真相について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
足白癬(水虫)全体の約1割を占めるとされるのが、足の裏やかかとの皮膚が硬く肥厚する「角化型(角質増殖型)水虫」です。一般的な小水疱型や趾間型のように激しい痒みが生じにくいため、本人が水虫である自覚を全く持たないまま長年過ごしてしまうケースが後を絶ちません。
かかと水虫がかゆくない理由は、白癬菌が定着している「角質層」の構造にあります。角質層は死んだ細胞の集まりであり、痛みや痒みを感じ取る知覚神経線維が通っていません。そのため、菌がどれほど増殖して角質を分厚く変性させても、炎症反応が深部の真皮まで達しない限り痒みのシグナルが出ないのです。
この「無自覚性」こそが最大のリスクであり、剥がれ落ちた角質片を通じて知らず知らずのうちに家庭内や共有施設へ菌を拡散させる温床となっています。