新生児に絵本は早い?脳と視覚を育むおすすめ名作と読み聞かせの真実

新生児に絵本は早い?脳と視覚を育むおすすめ名作と読み聞かせの真実の背景について、専門知識を基に徹底解説します。

新生児期に与える絵本は、大人が楽しむストーリー重視の絵本とは選び方の基準が根本から異なります。赤ちゃんの脳科学的な知見を踏まえ、生後0か月から夢中になりやすい絵本選びのポイントを3つに整理しました。

第1の基準は、白黒コントラストや鮮烈な原色が多用されていることです。網膜の錐体細胞が未成熟な新生児は、淡いパステルカラーを区別できません。白と黒のストライプ、渦巻き模様、あるいは赤や黄色といったはっきりした色使いの絵本を選ぶことで、赤ちゃんの視線を引きつけ、焦点を合わせる「固視」の訓練につながります。

第2の基準は、「人の顔」に似たパターン(目と口の配置)が含まれていることです。人間には生まれつき、点や線が逆三角形に配置されたものを「顔」と認識する原始的な本能(パレイドリア現象)が存在します。目と口が大きく描かれたキャラクターやイラストを見ると、新生児は本能的な興味からじっと見つめる傾向があります。

第3の基準は、耳に心地よく響く「オノマトペ(擬音語・擬態語)」が豊富であることです。「じゃあじゃあ」「ぐるぐる」「ぽんぽん」といったリズミカルな音の繰り返しは、乳児の脳波を活性化させ、言語獲得に向けた音韻認識の基礎を作ります。これらに加え、新生児期から長く使えるよう、破れにくく角が丸い厚紙仕様(ボードブック)を選ぶことも安全性と耐久性の観点から外せません。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest