革の狂気バックラッシュが愛される理由と評判の真実【2026年最新】
革の狂気バックラッシュが愛される理由と評判の真実【2026年最新】にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
バックラッシュという稀代のレーベルを理解する上で、創業デザイナーである片山勇(かたやま・いさむ)氏の経歴を抜きに語ることはできません。1965年、広島県に生まれた片山氏は、実父が営んでいた革カバン会社で育ち、幼少期から皮革の匂いや質感に親しんで育ちました。その後上京し、さまざまなアパレル企業や革小物製作の現場で修行を重ねた後、1999年に自らの名を冠したブランド「ISAMU KATAYAMA BACKLASH」を設立します。
同氏のモノづくりは、当時のアパレル業界の常識を根底から覆すものでした。通常、均一で傷のない滑らかな革を使って縫製するのがテーラードやモードの定石とされていた時代に、野性味溢れるトラ皺や傷跡をあえて表面に残し、荒削りな生き様をそのまま衣服に封じ込めたのです。自著や特番インタビューでも、片山氏は幾度となく「綺麗な服を作りたいんじゃない。ボロボロになっても手放せない、魂の通ったものを作りたい」という趣旨の信念を語っています。
2004年にはパリ・メンズコレクションへ初出展。言葉の壁や東洋人への偏見をものともせず、ただハンガーに掛けられた圧倒的な存在感のレザージャケットのみで現地の目利きバイヤーたちを唸らせました。その生き様とクリエイションの背景は、ドキュメンタリー映画『Halfway Through The Journey(イサム・カタヤマ=アルケミスト)』などでも克明に記録され、服飾関係者のみならず多くのクリエイターに衝撃を与え続けています。