風邪と花粉症の違いとは?鼻水・微熱・喉の痛みで見分ける2026年最新基準

風邪と花粉症の違いとは?鼻水・微熱・喉の痛みで見分ける2026年最新基準の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

「熱を測ったら37.1℃だった。花粉症では熱が出ないと聞いていたのに、だるくて仕事に集中できない」――こうした声は春先に急増します。しかし、「花粉症=発熱しない」という認識は医学的な半分誤解に過ぎません。

重度の花粉症患者においては、鼻や喉の粘膜で局所的に放出されたヒスタミンやロイコトリエンだけでなく、炎症性サイトカイン(IL-1、IL-6、TNF-αなど)が血流に乗って全身を巡ることが判明しています。これにより、視床下部の体温調節中枢が刺激され、37度前後の微熱や倦怠感が続く真相が解明されています。また、鼻詰まりによる慢性的な脳の酸素不足、睡眠時無呼吸、口呼吸による浅い眠りが重なり、重度の全身倦怠感(いわゆる「花粉だるさ」)を招くのです。

さらに警戒すべきは、風邪と花粉症の併発リスクという複合危機です。関内サンドウ内科医院などの臨床現場からの報告によると、花粉症によって鼻粘膜の線毛運動(異物を外に押し出す自浄作用)が麻痺している状態は、ウイルスにとって「防壁が崩壊した無防備な城」に他なりません。

粘膜上皮が傷つきバリア機能が著しく低下した鼻腔へ、インフルエンザ、新型コロナウイルス、あるいは溶連菌などが容易に着床し、アレルギー発症中に感染症を重複罹患する事例が多発しています。当初は花粉症だと思い込んで放置していたところ、急激に38度以上の高熱に見舞われ、激しい悪寒や関節痛を伴って内科へ搬送されるケースも珍しくありません。「毎年花粉症だから」という過信は、重篤な二次感染を見落とす最大の落とし穴です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest