食べ過ぎて寝る向きは右と左どっち?胃もたれ・逆流を防ぐ正しい姿勢
食べ過ぎて寝る向きは右と左どっち?胃もたれ・逆流を防ぐ正しい姿勢の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
Q1:食後すぐに横になると「牛になる」「太る」と言われますが医学的な根拠はありますか?
A1:消化のために安静を保つこと自体は肝臓や消化管への血流を確保するために理にかなっています。しかし、食後すぐに深い眠りに入ってしまうと、消費エネルギーが激減するうえ、分泌されたインスリンの働きで余剰糖分が中性脂肪として急速に蓄積されます。「完全に眠り込む」のではなく、「上半身を起こした姿勢で15〜30分ほど静かに座って休む」のが代謝面・消化面において最も理想的です。
Q2:右向きに変えるタイミングはいつが適切ですか?
A2:食後から少なくとも2〜3時間が経過し、胃の膨満感やドクドクとした拍動感が消えたタイミングが目安です。胃の内容物が十二指腸へと順調に送り出され始める段階になれば、右を下流にする右側臥位に切り替えることで、残った食物の腸への通過をスムーズに促進できます。
Q3:吐き気が強くて左向きに寝転がるのすら辛い時はどうすればよいですか?
A3:無理に横たわろうとせず、壁やソファーの背もたれにクッションを重ね、座椅子に深く腰掛けるような「半座位(ファーラー位:上半身を45度ほど起こした状態)」を保ってください。腹部への圧迫を極力ゼロにし、深くゆっくりと腹式呼吸を繰り返すことで、嘔吐中枢を刺激する交感神経の興奮を鎮めることができます。
Q4:胃薬(制酸薬や消化薬)を飲んだ後も左向きを維持したほうがいいですか?
A4:はい、薬を服用した後も左向きを維持してください。薬が胃の中で溶けて効果を発揮するまでには一定の時間を要します。薬を飲んだからといって即座に右向きやうつ伏せになってしまえば、薬効が現れる前に胃酸と薬液が食道へ逆流してしまい、食道粘膜を傷つける恐れがあります。