犬の12歳は人間で何歳?早見表と急増する病気・後悔しないシニア期ケア
犬の12歳は人間で何歳?早見表と急増する病気・後悔しないシニア期ケアに関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
12歳を迎えた愛犬に対して「最近ずっと寝てばかりいる」「呼んでも起き上がらない」と不安を募らせる飼い主は非常に多く見られます。成犬時の平均睡眠時間は12〜15時間程度ですが、12歳を過ぎたシニア犬では18〜20時間近く眠るようになります。
この変化の背景には、基礎代謝の低下や脳の覚醒水準の低下という自然な生理現象があります。しかし、臨床の現場では単なる「お昼寝の増加」と片付けられない深刻な要因が潜んでいるケースが目立ちます。
第一に挙げられるのが変形性関節症や筋肉痛などの慢性的な痛みです。立ち上がったり歩いたりする動作そのものが苦痛であるため、自発的に動くのを諦めて横になり続けている状態です。伏せの姿勢から前足を突っ張るように起き上がる、歩行時に腰が左右に揺れるといった様子があれば、痛みが原因である可能性を疑わなければなりません。
第二に、心疾患(僧帽弁閉鎖不全症など)や慢性腎臓病による慢性疲労・貧血です。酸素や栄養が全身に十分に行き渡らないため、少し動くだけで疲弊し、体を休めざるを得なくなります。「ただ寝ているだけ」に見えても、呼吸数が1分間に30回を超えて荒くなっていないか、歯茎が白っぽくなっていないかを観察することが早期発見の分かれ目となります。