検査で異常なしのふらつき…心因性めまいの原因と最新治療法を徹底解説
検査で異常なしのふらつき…心因性めまいの原因と最新治療法を徹底解説の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
心因性めまいやPPPDの治療は、「薬物療法」「前庭リハビリテーション」「心理療法」の3本柱で行われます。
1. 薬物療法(SSRIと抗不安薬の活用)
第一選択薬として広く用いられているのが、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)です。うつ病の薬というイメージを持たれがちですが、SSRIには脳内の神経伝達物質のバランスを整え、過敏になった平衡感覚のネットワークを正常化する作用があります。少量から開始し、数週間かけて効果を判定します。また、発作的な強い不安や緊張に対しては、短期間の抗不安薬が頓服として併用されることもあります。
2. 自宅でできる前庭リハビリテーション体操
過敏化した脳のバランス機能を再適応させるため、理学療法として確立されたリハビリ運動が極めて有効です。
- 視線固定トレーニング:腕を前に伸ばして親指を立て、視線を指先に固定したまま頭を左右・上下にゆっくり振る(各20回)。
- 頭部追従運動:頭を動かさずに目線だけを左右・上下の目標物に素早く移動させる。
- バランストレーニング:クッションなどの不安定な足場の上に立ち、視界を保ちながら数十秒間姿勢を維持する。
これらの体操を毎日少しずつ継続することで、脳が「揺れや視覚刺激は危険ではない」と再学習し、症状が徐々に抑制されていきます。