レボフロキサシンの効果が出るまではいつ?膀胱炎や効かない理由を検証
レボフロキサシンの効果が出るまではいつ?膀胱炎や効かない理由を検証についての真相をご紹介します。
「痛みがなくなったから、体に悪そうな薬は2日で飲むのをやめた」。患者の手記や外来の問診で頻繁に耳にする告白ですが、これこそが医学的に最も危険な行為です。
自覚症状の軽快は、病巣内の「細菌が完全に死滅した」ことを意味していません。単に「神経を刺激して激痛や炎症を引き起こす細菌の絶対数が、閾値を下回っただけ」に過ぎないのです。生き残った少数の細菌は、体内で中途半端な濃度の抗菌薬に晒されることになります。
この過酷な環境を生き延びた菌は、DNAジャイレースの遺伝子変異を起こし、薬を細胞外へ強制排出するポンプ機能を獲得するなどして、抗菌薬が効かない「耐性菌」へと進化を遂げます。自己判断で服用を中断した数日後にぶり返す再発は、初発時よりもはるかに凶暴化し、同じ薬が二度と通用しなくなった手強い菌によって引き起こされるケースが極めて多いのです。
医師が指定するレボフロキサシンの処方日数を最後まで飲み切るという指示には、症状を抑えるだけでなく「耐性化の隙を与えずに病巣内の菌を全滅させる」という決定的な防衛ラインの意味が込められています。処方された3日分あるいは5〜7日分は、自己判断で減らすことなく確実に完遂しなければなりません。