初夏を彩る5月の旬魚!初鰹やアジが今一番旨い理由と目利き術
初夏を彩る5月の旬魚!初鰹やアジが今一番旨い理由と目利き術の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
Q1:初鰹(春)と戻り鰹(秋)では、どちらが美味しいのですか?
A1:美味しさの方向性が全く異なります。秋の戻り鰹は産卵に向けてエサをたっぷりと食べ込み、皮下にも身にも白い脂がびっしり入った「濃厚でトロのような旨さ」です。対して5月の初鰹は、外洋を泳ぎ抜けてきたばかりで脂が少なく、身が赤く引き締まり、鉄分と澄んだ酸味が際立つ「爽やかでキレのある旨さ」です。どちらが優れているかではなく、初夏には初夏の、秋には秋の良さがあります。
Q2:5月にスーパーで刺身を買う際、最も失敗が少ない魚種は何ですか?
A2:最も安定して高いクオリティを誇るのは「マアジ」です。流通量が豊富で鮮度管理が徹底されており、養殖技術の向上に加えて天然物の沿岸アジも一気に質が上がります。ドリップ(赤い水分)が出ておらず、皮目の銀色が鮮明なサクを選ぶことで、家庭でも手軽に極上の味を楽しめます。
Q3:アオリイカを刺身にする際、硬く感じないようにするコツはありますか?
A3:5月の親アオリイカは肉厚なため、薄皮をしっかり剥ぎ取った後、身の表面に数ミリ間隔で縦横に細かい格子状の切れ目(隠し包丁)を入れることが決定的に重要です。さらに、細作りに細く切り揃えることで繊維が断ち切られ、口に入れた瞬間に体温でねっとりと溶けるような驚異的な甘みを引き出すことができます。