サージタンクとは?エンジンから巨大水路まで命を守る仕組みを徹底解剖
サージタンクとは?エンジンから巨大水路まで命を守る仕組みを徹底解剖についての最新情報をお届けします。
サージタンクの活躍の場はクルマのエンジンルームにとどまりません。土木工学や水利インフラの分野においても、巨大な構造物として人々の暮らしと安全を支えています。
山間部に建設される水力発電サージタンクは、導水路と発電用圧力水管の接合部に垂直に設けられた巨大な水塔です。発電用のタービンを急停止させた際、パイプ内を流れる膨大な水が急激に行き場を失っても、水面をサージタンク内で上下(昇降)させることで過剰な水圧を大気へ逃がし、頑丈な導水管が内側から破裂する大事故を防いでいます。
また、埼玉県春日部市の地下に広がる世界最大級の治水施設「首都圏外郭放水路」にある調圧水槽も、本質的には巨大なサージタンクと同じ役割を果たしています。洪水をスムーズに江戸川へ排水するため、地下に林立する巨大な柱と巨大水槽が水流の勢いを弱め、ポンプへの過度な負荷を吸収する安全装置として機能しています。