サービス残業とはどこから違法か?知らずに搾取される実態と証拠集め

サービス残業とはどこから違法か?知らずに搾取される実態と証拠集めについての最新情報をお届けします。

Q1:タイムカードを定時で押すよう上司に指示されていますが、拒否できない場合はどうすればいいですか?
A1:指示に従って打刻せざるを得ない場合でも、決して諦める必要はありません。上司から指示された日時や発言内容をメモに残しつつ、打刻後のPC操作ログ、メール送信履歴、スマートフォンの位置情報を毎日確実に保管してください。退職時や是正申し立ての際、これらのデータとタイムカードの乖離を突きつけることで、打刻後の業務時間が労働時間として認定されます。

Q2:持ち帰り残業は会社に命じられたわけではなく「終わらないから家でやった」場合でも残業代は出ますか?
A2:会社から明示的な指示がなくても、業務量から見て時間内での処理が客観的に不可能であり、かつ納期厳守を求められていた場合は「黙示の指示」があったと認められ、残業代の請求対象になります。自宅PCから社内サーバーへのアクセス記録やファイルの作成・更新日時を証拠として保全してください。

Q3:残業代請求の時効は何年ですか?退職後でも請求できますか?
A3:残業代請求の消滅時効は当面の間「3年」です。退職後であっても、過去3年分に遡って未払い賃金を全額請求できます。ただし、退職後は社内システムや日報などの証拠にアクセスできなくなるため、必要な証拠データは必ず「在職中」に自分の私用スマートフォンや外付けハードディスク等へバックアップしておくことが決定的に重要です。

Q4:固定残業代(みなし残業手当)が45時間分含まれている場合、何時間働いても追加支給はありませんか?
A4:明らかな誤りです。固定残業代制であっても、設定された時間(この場合は45時間)を超えた時間外労働については、会社は必ず追加で割増賃金を支払わなければなりません。また、基本給と固定残業代の金額が契約書等で明確に区分されていない場合、制度そのものが裁判で無効と判断され、基本給全額をベースにした高額な残業代が追加請求できるケースもあります。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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