明日仕事行きたくない夜に読む処方箋|心身の限界サインと休む技術
明日仕事行きたくない夜に読む処方箋|心身の限界サインと休む技術の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
日本の職場にはいまだに「一度休むと休み癖がつく」「体調管理も仕事のうちだから休むのは自己責任」という精神論が根強く残っています。しかし、心理学や人事労務の最新データが証明しているのは、全く正反対の事実です。
限界を感じた日に「戦略的に1日休む」ことによって、早期にエネルギーが回復し、長期離職や本格的なうつ病発症を未然に防ぐことができます。反対に、最も危険な行動は「這ってでも出社すること(プレゼンティーズム:出勤しているものの心身の不調で生産性が著しく低下している状態)」です。WHO(世界保健機関)などの調査でも、このプレゼンティーズムによる経済損失は、欠勤(アブセンティーズム)による損失の数倍に達すると算出されています。
また、ネット上では「仕事辞めたい人間関係の悩みは、自分が気にしなければ解決する」といったアドバイスが散見されますが、これは臨床心理学的に見て危険な誤解です。パワハラ上司や悪質な同僚が存在する職場では、個人の「心理的バウンダリー(境界線)」が日常的に侵食されています。個人の認知を変えるだけで解決するケースは稀であり、環境そのものが有毒(Toxic Workplace)である場合、我慢を続けることは自傷行為と変わりません。