中古車の納車期間は平均1〜2週間?最短日数と遅れる理由を徹底解剖
中古車の納車期間は平均1〜2週間?最短日数と遅れる理由を徹底解剖の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。
契約から2週間が経過しても車が届かないとき、買い手の頭をよぎるのは「忘れられているのではないか」「後回しにされているのではないか」という猜疑心だ。しかし、業界取材で見えてくる納車が遅い理由の核心は、流通業界を取り巻く構造的な整備キャパシティの逼迫にある。
中古車販売店が車両を引き渡す前には、消耗品交換や保安基準への適合を確認する納車前点検整備期間が必ず設定されている。オイル交換やバッテリー交換、ワイパーゴムの取り替えといった基本メニューだけであれば1日で終わる。だが、テスターによる車載コンピューター診断でエラーコードが検出されたり、ブレーキパッドの摩耗限界、ドライブシャフトブーツの破れなどが発覚した場合、直ちに部品の発注作業へと移行する。
自動車産業界では、特定車種における純正部品の供給遅延や物流コスト上昇に伴う配送リードタイムの延長が慢性化している。輸入車や低年式モデル、生産終了車の場合、国内に部品ストックがなく海外取り寄せやバックオーダー待ちとなり、この段階で納車が1〜2週間平気でスライドしてしまうのだ。
さらに、大手量販店における「リフト待ち」も深刻だ。1店舗で月間数十台を成約させる大型店舗であっても、専任の国家整備士の人数とピット(作業スペース)の数には物理的な上限がある。特にタイヤ履き替え需要が殺到する11〜12月や、決算セールで成約数が爆発する2〜3月は、点検整備に入る順番待ちだけで1週間以上プールされるのが常態化している。