5月の花粉症はイネ科が元凶?スギとの違いとピーク時期・最新対策を解説
5月の花粉症はイネ科が元凶?スギとの違いとピーク時期・最新対策を解説について押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。
イネ科花粉症を抱える人が絶対に知っておくべき重大な医学的事実が、「交差反応」による食物アレルギーの発症です。植物のアレルゲン構造と特定の果物・野菜に含まれるタンパク質の構造が酷似しているために生じる現象で、医学的には「花粉・食物アレルギー症候群(PFAS)」または口腔アレルギー症候群 スイカ トマトとして知られています。
カモガヤやオオアワガエリなどのイネ科花粉に感作(アレルギー体質化)されている人が、以下の食物を摂取した際に、口の中のピリピリ感、喉の腫れ感、唇のかゆみを生じる事例が数多く報告されています。
- ウリ科の果物:スイカ、メロン
- ナス科の野菜:トマト、ジャガイモ(特に生の加熱不十分な状態)
- その他の果物・穀物:オレンジ、キウイフルーツ、ピーナッツ、小麦
ネット上の誤解として「イネ科花粉症になったら白米(お米)を食べられなくなるのか?」という不安の声が散見されますが、これは医学的な誤謬です。食用として流通している精米された白米は加熱調理されてタンパク質が変性するため、通常はアレルギー反応を起こす心配は極めて稀です。過剰な主食制限を行う必要はありませんが、初夏に旬を迎える生のスイカや完熟トマトを口にして喉に違和感を覚えた場合は、直ちに摂取を中断しアレルギー専門医の診断を受ける必要があります。