巨大クジラ骨格と深海の記憶!東京海洋大学ミュージアムの全貌
巨大クジラ骨格と深海の記憶!東京海洋大学ミュージアムの全貌の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。
クジラの骨格に圧倒された後は、緑豊かな屋外エリアへと視線を移したい。青空を背景に堂々たる姿を誇るのは、国の登録有形文化財にも指定されている歴史的帆船「雲鷹丸(うんようまる)」だ。
大正から昭和初期にかけて捕鯨調査や学生の航海実習を担い、日本の近代水産学の礎を築いた伝説の練習船。かつて荒波を越えて南極海やオホーツク海へと挑んだ船体の前に立つと、波しぶきと船員たちの息づかいまでが伝わってくるかのようだ。木製甲板の質感や無骨な鉄のリベットは、過酷な外洋に立ち向かった先人たちの熱意を今に伝えている。
船と海、そして人。日本の近代化を支えた技術の結晶が、学術標本展示と地続きの文脈で保存されている点に、この場所ならではの重みがある。