骨端線が閉じると身長は止まる?閉鎖年齢やレントゲン確認法を解説
骨端線が閉じると身長は止まる?閉鎖年齢やレントゲン確認法を解説についての真相をお届けします。
人間の骨が長軸方向に伸びる現象は、骨の幹(骨幹)と端(骨端)の間にある「骨端軟骨(骨端線)」で起きています。この軟骨層の細胞が活発に分裂・増殖し、古い軟骨組織が石灰化して硬い骨に置き換わることで、骨全体が長くなります。
このプロセスを強く促進するのが、脳下垂体から分泌される成長ホルモンや、肝臓で作られるIGF-1(インスリン様成長因子-1)です。しかし、思春期を迎えて二次性徴が始まると、精巣や卵巣から性ホルモン(エストロゲンやテストステロン)が大量に分泌され始めます。
性ホルモンは初期には一時的な成長スパートを引き起こしますが、同時に骨端線の軟骨細胞の骨化を急激に早める作用を持っています。軟骨細胞の増殖速度よりも骨化のスピードが上回ると、最終的に軟骨層がすべて硬い骨組織に置き換わり、隙間が完全に埋まります。これが骨端線の閉鎖と呼ばれる現象の医学的理由です。