The Rampageのナチス敬礼疑惑はなぜ起きた?Soldier Love炎上の全真相とLdhの対応

The Rampageのナチス敬礼疑惑はなぜ起きた?Soldier Love炎上の全真相とLdhの対応について徹底解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

騒動の発端となったのは、2024年2月14日にリリースされたTHE RAMPAGEのベストアルバム『16SOUL』のリード曲『SOLDIER LOVE』でした。2023年12月22日に放送された大型音楽特番『ミュージックステーション SUPER LIVE 2023』で同曲が初披露され、さらにティザー映像やアーティスト写真が順次公開されると、SNS上で「ナチス・ドイツ(国家社会主義ドイツ労働者党)の全体主義や軍国主義を彷彿とさせる」という指摘が急速に拡散しました。

炎上に至った主な要因は、以下の3つの要素が複合的に重なり合った点にあります。

  • ナチス式敬礼を想起させる振り付け:サビやイントロにおいて、メンバー全員が直立に近い姿勢で右腕を斜め上方に高く突き出すポーズを取り、これがアドルフ・ヒトラーに対する「ナチス式敬礼(ハイル・ヒトラー敬礼)」と視覚的に酷似していると問題視されました。
  • 軍服風衣装と全体主義的デザイン:黒を基調とし、赤の差し色や腕章のようなディテールを配した衣装、および鷲(ワシ)や十字架を思わせるシンボルマークのアートワークが、第二次世界大戦期のドイツ軍服やファシズム体制の図象(アイコノグラフィー)を想起させると批判されました。
  • 攻撃的・選民的とも受け取れる歌詞表現:「Love & Soldier」「四面楚歌すら 蹴散らし 堂々 進め」「世界を轟かす」「統率」「旗を掲げ」といったフレーズが並び、戦士の愛や前進する覚悟をテーマにしていたものの、ビジュアル演出と相まって「戦争賛美や武力侵略の肯定」と受け取られかねない構図を生み出していました。

THE RAMPAGEが意図したのは「エンタメの世界で闘い続ける自らの覚悟」や「ファンへの愛を守るための戦士」というコンセプチュアルな力強さでしたが、視覚・言語表現の選択において歴史的タブーに対する配慮が欠けていたことが、騒動を決定づける要因となりました。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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