『おやすみロジャー』で子供が即寝?心理学者が明かす驚きの仕掛け
『おやすみロジャー』で子供が即寝?心理学者が明かす驚きの仕掛けとはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
心理学者のカール=ヨハン・エリーンがテキストの至る所に埋め込んだのは、神経言語プログラミング(NLP)の手法だ。「今すぐ」「身体の力を抜いて」「ゆっくり沈んでいく」といった暗示的フレーズが、子どもの名前を呼びかけるタイミングと精緻に計算されて配置されている。耳から入る言葉がダイレクトに筋肉の緊張をほどき、抵抗感を無力化していく。
論理的な思考を司る大脳皮質を休ませ、情動と本能を司る大脳辺縁系を鎮める。この言語心理学的なアプローチこそが、従来の読み聞かせ絵本と決定的に異なる点だ。子どもはストーリーを追う意識を保とうとしながらも、仕掛けられた暗示のリズムによって、気付いた時には深い夢の世界へと引きずり込まれていく。