全日本教職員組合(全教)の実態とは?日教組との違いや評判を徹底解説
全日本教職員組合(全教)の実態とは?日教組との違いや評判を徹底解説について徹底解説いたします。専門家の見解をお届けします。
教育現場に存在する主要な教職員団体は、主に全日本教職員組合(全教)、日本教職員組合(日教組)、そして全日本教職員連盟(全日教連)の3つに大別されます。教育関係者の証言や各団体の綱領を比較すると、設立の経緯やナショナルセンター(中央組織)、さらには政党との距離感において決定的な路線の違いが存在します。
歴史を遡ると、全教は1989年に日教組の運動方針転換(連合結成に伴う路線対立など)を機に、日教組内の反主流派(全統一潮流)が脱退して結成された組織です。日本労働組合総連合会(連合)に加盟する日教組に対し、全教は全国労働組合総連合(全労連)に加盟しており、対決姿勢や要求方針により先鋭的な特徴を持っています。
しばしばインターネット上で議論される「全教と共産党の関係」について、組織上は完全に独立した別団体ですが、教職員の労働条件改善のみならず安保法制反対や反原発、平和教育推進などにおいて日本共産党の主張と軌を一にすることが多いのも事実です。一方で、保守的な理念を掲げ文部科学省との協調路線をとる全日本教職員連盟(全日教連)とは対極の位置にあります。