桃太郎の実話に隠された怖い真相!鬼の正体と吉備国侵略の歴史

桃太郎の実話に隠された怖い真相!鬼の正体と吉備国侵略の歴史の要点を詳しく解説してご紹介します。

討伐された温羅の最期は、童話のような大団円とは真逆の、戦慄すべき怪異譚として現代に伝わっています。

吉備津彦命によって首を刎ねられた温羅ですが、その首は死してなお目を見開き、数年にわたって唸り声を上げ続けました。恐れ慄いた討伐軍は、その首を犬に食わせて骨にし、岡山市の吉備津神社の御釜殿(おかまでん)の地下深くに埋め戻したと伝えられています。しかしそれでも唸り声は止まらず、大地を揺るがし続けたため、吉備津彦命の夢枕に温羅の霊が現れ、こう告げました。

「我が妻である阿曽郷の神官の娘・阿曽媛(アソヒメ)に釜の火を炊かせよ。もし吉事があれば釜は豊かに鳴り響き、凶事があれば音を立てずに沈黙しよう。その代わり、朝廷の平穏と人々の幸福を守る神となろう」

これが、現在も吉備津神社で厳粛に執り行われている特殊神事「鳴釜神事(なるかましんじ)」の起源です。現地を訪れると、釜の下に埋まる温羅の怨念を鎮めるため、選ばれた阿曽媛の末裔が釜に火を焚き、沸き立つ蒸気で吉凶を占う光景を目撃することができます。激しい低周波のような釜の鳴動は、かつてこの地で命を奪われた異形の首長の無念の呻き声そのものとして、訪れる参拝者を圧倒します。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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