Ct検査で大腸がんは見つかる?内視鏡との違いと精度を徹底解説
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大腸のCT検査には、大きく分けて「大腸CTコロノグラフィ検査(CTC / 仮想大腸内視鏡)」と「通常の腹部造影CT検査」の2種類が存在します。一般的に「苦しくない大腸検査」として人間ドックや精密検査で話題にのぼるのは前者です。
大腸CTコロノグラフィ検査は、肛門から細いチューブで炭酸ガスを注入して大腸を十分に拡張させ、最新のマルチスライスCT装置で撮影を行う手法です。得られた輪切りのスキャンデータを解析ソフトで再構成し、あたかも内視鏡で腸管内を移動しているかのような3次元(3D)仮想画像を構築します。
日本消化器内視鏡学会や日本消化器がん検診学会の報告によると、大腸がんCT検査の精度は、6mm以上の隆起性ポリープに対して約85〜90%前後、10mm以上の進行がんに対しては95%以上の高い検出感度を示しています。しかし、粘膜の表面にとどまる平坦な病変や、ごく小さな早期がんに関しては、直接粘膜の色調や微細血管を観察する大腸内視鏡検査に軍配が上がります。
最大の違いは「治療・確定診断への直結性」です。内視鏡検査であれば、ポリープや病変を発見したその場で組織をつまんで病理検査(生検)に出したり、内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)を行ったりできます。対して大腸CTはあくまで「画像によるスクリーニング」にとどまるため、疑わしい影が見つかった場合は、後日改めて内視鏡検査を受け直さなければなりません。