異形の要塞・野方配水塔の真実!弾痕の歴史と解体危機を徹底解剖

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1972年(昭和47年)、東京都水道局の配水システム近代化に伴い、野方配水塔は40年以上にわたる給水運用を停止しました。役割を終えた巨大建造物に対し、昭和末期から平成初期にかけて耐震性や老朽化、敷地再開発を理由とする「解体撤去計画」が浮上します。

しかし、半世紀以上にわたって街の象徴として親しんできた地元住民、地域保存団体、そして建築史学会が立ち上がり、大規模な保存・活用運動が展開されました。その結果、中野区が東京都から敷地の無償貸与および施設管理の移管を受け、耐震補強と周辺環境の整備を実施。2010年(平成22年)には国の「登録有形文化財(建造物)」に正式登録されました。

項目野方配水塔のスペック・事実一般的な近代土木・給水施設編集部の見解・評価竣工年・稼働期間1929年竣工(1972年運用停止・43年間稼働)昭和初期のRC構造物は多くが30〜50年で更新運用終了後も50年以上維持される極めて稀有な例構造・規模RC造(鉄筋コンクリート)、高さ約33.6m住宅地配水塔は15〜25m規模が主流圧倒的な高低差による自然流下を実現した威容文化財的価値国登録有形文化財(2010年登録)+戦争遺構兄弟塔の大谷口配水塔は惜しくも解体荒玉水道の歴史を今に伝える唯一無二のモニュメント現況・公開状況「みずのとう公園」内に保存/限定特別公開あり立入禁止の産業廃棄地または更地化住民の憩いの場と遺産保存が高度に調和した好例
吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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