ムクドリ飼育は違法?ヒナを拾った時の対処法と鳥獣保護法の真実
ムクドリ飼育は違法?ヒナを拾った時の対処法と鳥獣保護法の真実の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
日本野鳥の会や自治体の野生生物担当窓口に寄せられる相談のうち、極めて多いのが「ヒナが巣から落ちて衰弱している」という通報です。しかし、野生生物の生態学上、この認識の多くは人間の早とちりであることが判明しています。
春から初夏に見かける羽が生えそろったヒナの多くは、巣から落下したのではなく、自らの意思で巣を出て飛ぶ練習をしている「巣立ち雛(すだちびな)」です。巣立ち直後のヒナはまだ筋力が未発達で、地面を飛び跳ねたり植え込みに隠れたりしながら親鳥から飛び方や採餌方法を学びます。
人間が近づくと親鳥は警戒して物陰に身を潜めますが、視界の外から確実にヒナを見守っています。ここで人間が「親に見捨てられた」と勘違いして段ボール箱に入れて連れ去ってしまう現象は、専門用語で「誤認保護(ヒナの誘拐)」と呼ばれます。親鳥の元から引き離されたヒナは、自然界で生き抜く術を学ぶ機会を永久に奪われてしまうのです。