大海原を泳ぎ続ける巨魚の真実!マグロの寿命と超長寿個体の全貌

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一口にマグロと言っても、その種によって生存スパンは劇的に異なる。最高峰として知られるクロマグロ(太平洋クロマグロ)は極めて長寿であり、自然界では20年から30年以上、極めて恵まれた環境では40年近く生き延びる個体が存在することが判明している。冷たい深海と温かい表層を行き来できる高度な体温調節能力が、この驚異的な長寿を支える基盤だ。

対照的なのが、赤身魚として親しまれるキハダである。キハダは成長スピードが凄まじく速い反面、寿命はおよそ7年から9年程度と比較的短い。熱帯や亜熱帯の温かい海域を主な生息域とし、短いライフサイクルの中で爆発的にエネルギーを消費して子孫を残す戦略をとっている。同じマグロ属でありながら、冷水域へ進出するクロマグロが「長期戦型の重厚な生涯」を送るのに対し、キハダは「スピード型の濃密な生涯」を駆け抜ける。種ごとの生存年数の差は、それぞれが選択した進化の軌跡そのものである。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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