【徹底調査】 ミイラ 偽物 衝撃の最新ニュース #634
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歴史を遡ると、12世紀から17世紀にかけてのヨーロッパでは、ミイラを粉末にした「ムミア(Mumia)」が万能薬として信じられていた。頭痛から骨折、さらにはペストの予防にまで効くとされ、王侯貴族から庶民までがこぞってこの「死体の粉」を求めた。
当然、本物の古代エジプトのミイラだけでは供給が追いつくはずがない。そこで横行したのが、行き倒れた旅人の遺体や処刑された罪人の死体を乾燥させ、アスファルトやハーブを塗って偽造した「即席ミイラ」の製造だった。当時のアレクサンドリアやカイロの商人たちは、墓地から掘り起こしたばかりの新鮮な死体を加工し、ヨーロッパの薬剤師たちへ「本物の古代ミイラ」として輸出していたという。需要があれば、供給が生まれる。いつの時代も同じだ。私たちが歴史の教科書で見る華やかな大航海時代の裏には、このような凄惨な偽物ビジネスが横行していた。