「耳と指先」で紡ぐ情報の未来。創立から変わらぬ灯火と、令和のデジタルシフト
「耳と指先」で紡ぐ情報の未来。創立から変わらぬ灯火と、令和のデジタルシフトの注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
昭和15年(1940年)、わずか700冊の点字図書からこの歩みは始まった。創設者である本間一夫は、自らも失明するという過酷な運命の中で、「読みたい」という人間の根源的な欲求を諦めなかった。彼の情熱が形となり、現在の日本における視覚障害者向け図書館の礎が築かれた。
現在、高田馬場にある本館には、膨大な点字図書や録音資料が所蔵されている。しかし、その本質は建物の大きさではなく、そこに集う人々の「知る権利」を守り抜くという意志にある。歴史の重みを感じさせつつも、常に時代の先端を行く姿勢がそこにはある。