京都・八瀬駅の混雑を回避する裏ワザとは?瑠璃光院と叡電の魅力を徹底解説
京都・八瀬駅の混雑を回避する裏ワザとは?瑠璃光院と叡電の魅力を徹底解説について知っておくべき 事実を厳選して解説いたします。
叡山電鉄叡山本線の終着駅であり、駅ナンバリング「E08」を冠する八瀬比叡山口駅。旅人が改札口へ向かって歩き出した瞬間、思わず視線を奪われるのが頭上を覆う重厚なドーム状の屋根、いわゆる「トレイン・シェッド」です。大正から昭和初期のヨーロッパ型ターミナル駅を彷彿とさせるこの木造建築は、1925年(大正14年)の開業当初の面影を今に留める貴重な産業遺産として鉄道ファンのみならず建築愛好家からも熱烈な支持を集めています。
かつてこの一帯は「八瀬遊園駅 歴史」を語る上で欠かせない一大行楽地でした。1965年には駅名が「八瀬遊園駅」へと改称され、隣接する遊園施設「八瀬遊園」(のちの森のゆうえんち)へ向かう家族連れで週末ごとに賑わいを見せたものです。その後、時代の変遷に伴い遊園地は2001年に閉園。翌2002年に現在の「八瀬比叡山口駅」へと再び改称されました。現在、遊園地の広大な跡地には会員制リゾートホテル「エクシブ京都八瀬離宮」が佇み、かつての歓声に満ちたレジャー空間は洗練された静寂のリゾート空間へと見事な転生を遂げています。
現在の八瀬比叡山口駅は、原則として「無人駅」として運用されています。過去に設置されていた自動改札機は撤去され、現在は駅構内にICカード読取機(PiTaPa、ICOCA、Suica等に対応)と乗車駅証明書の発行機が並ぶシンプルな設計です。多客時や特別拝観シーズンにのみ臨時の駅係員が配置され、自動券売機が稼働します。この「のどかな終着駅」という構造こそが八瀬の情緒である一方、繁忙期には思わぬ混雑を引き起こす要因にもなっています。