五ツ木模試で判定が出ない理由とは?2026年最新日程と偏差値の罠
五ツ木模試で判定が出ない理由とは?2026年最新日程と偏差値の罠とは一体何なのか? 背景や要点を簡潔に解説します。
五ツ木模試の現場では、毎年秋に特有の「心理的パニック」が巻き起こります。受験情報掲示板やSNSに寄せられる保護者・受験生の生の声から、その生々しい実態が伝わってきます。
都島区の学習塾に通っていた元受験生の保護者は、当時の特番インタビューや手記で語られたエピソードとして、次のような生の告白を残しています。
「夏休みに毎日10時間勉強して、9月の第4回では偏差値63まで上がり家族で歓喜しました。ところが、11月の第6回で返ってきた成績表を見たら偏差値が57まで落ちていたのです。判定もBから一気にDへ転落。子どもは部屋に閉じこもって号泣し、私も『努力が足りなかったのか』と絶望的な気分になりました」
この悲劇の原因こそが、先述した第6回(11月)における大手塾上位層の大量参入です。9月までは受験していなかった最上位層が数千人規模で母集団の最上部に割り込んでくるため、本人の学力や得点力が伸びていたとしても、全体の中での「相対的な位置(偏差値)」が押し下げられてしまうのです。
受験指導歴20年を超えるベテラン進学アドバイザーは、公の場で見せた指導のニュアンスとして次のように警鐘を鳴らします。
「11月の五ツ木で偏差値が落ちるのは、ある意味で想定内の自然現象です。得点そのものが落ちていなければ実力は下がっていません。ここで親がパニックを起こして『なんで下がったの!』と子どもを責め立てると、入試直前期の自己肯定感を完全に破壊してしまいます」
ネット上の口コミで「五木書房の模試は判定が辛口すぎる」「受けても自信をなくすだけ」と批判的に語られる背景には、こうした母集団の激変という統計学的マジックが理解されていない実態があります。