男子バレー日本代表2023はなぜ覚醒した?歴史的快挙と躍進の真相を徹底解説

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2023年の躍進を牽引したのは、攻守両面で世界の頂点に迫る「ビッグ3」と称されたサイドアタッカー陣、そしてそれを支える多層的な登録メンバーたちでした。

主将を務めた石川祐希選手の経歴は、日本バレーボールの進化そのものです。星城高校時代に2年連続高校6冠を達成して以来、中央大学在学中からイタリアへ渡り、セリエA屈指の名門クラブで主軸として活躍。2023年当時はパワーバレー・ミラノのキャプテン格としてチームをリーグ上位に導き、その後名門シル・サーフティ・ペルージャへ移籍するなど、世界一のアウトサイドヒッターの1人として認知されています。2023年代表で見せた、試合終盤の最もプレッシャーがかかる局面で自らトスを呼んで決め切るキャプテンシーは、まさに世界最高峰の威厳を放っていました。

一方、若き天才として世界を驚嘆させたのが高橋藍選手です。日体大在籍時からイタリアへ渡り、パッラヴォーロ・パドヴァ、そして2023-24シーズンには強豪ヴェロ・バレー・モンツァで主力としてプレーし、プレーオフ準優勝に貢献。世界トップクラスの守備力に加え、フェイクセット(アタックモーションからのトス)や鋭いバックアタックなど多彩なスキルでコートを支配しました。日本復帰後もサントリーサンバーズ大阪で国内リーグを牽引し、2026年現在も世界から熱い視線を浴び続けています。

そして、魂のオポジットである西田有志選手の存在感は外せません。2022年末から2023年前半にかけて、原因不明の発熱や度重なる故障に見舞われ、一時は引退すら頭をよぎるほどの絶望に直面していました。自著や当時の特番インタビューにおいて「コートに立つことすら怖かった時期があった」と吐露した西田選手が代表へ復帰を果たした理由は、自分を信じて支えてくれた妻・古賀紗理那さん(元女子日本代表主将)の存在と、「この仲間たちと世界一になりたい」という執念でした。迎えたOQTスロベニア戦での鬼気迫るサービスエース連発は、日本の五輪出場を決定づける不朽の名場面となりました。

もちろん、彼ら3人だけで勝てたわけではありません。司令塔として世界最小クラスの身長(175cm)ながら神がかり的な配球を見せたセッター・関田誠大選手、世界最高峰のディグ力で幾度もチームを救ったリベロ・山本智大選手、中央で攻守の壁となった小野寺太志選手や山内晶大選手、さらに左腕オポジットの控えとして驚異的な決定率を残した宮浦健人選手など、選手層の厚みは歴代最高レベルに達していました。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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