日本形成外科学会の真実|美容外科との決定的な違いと専門医選び

日本形成外科学会の真実|美容外科との決定的な違いと専門医選びに関する主要なデータを丁寧に解説いたします。

美容医療業界の複雑さを象徴しているのが、同じ「日本美容外科学会」という日本語名称を持ちながら、全く異なる2つの学会――JSAPS(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)とJSAS(Japan Society of Aesthetic Surgery)の存在です。この違いを理解していないことが、クリニック選びにおける致命的な落とし穴となります。

各団体の成り立ち、入会要件、医師の属性を以下の比較表にまとめました。

項目日本形成外科学会 専門医(JSPRS)JSAPS(形成外科系美容外科)JSAS(他科混在系美容外科)主たる所属医師の出自大学病院・総合病院の形成外科医形成外科専門医を取得済みの美容外科医皮膚科、麻酔科、一般外科、精神科、未専門医など多彩専門医・正会員の資格要件6年以上の臨床修練、高難度症例提出、実技・口頭試問日本形成外科学会専門医であることが正会員の前提条件医師免許保持者であれば入会可能(独自試験あり)診療領域の主軸保険診療を中心とした形態・機能再建、先天異常、外傷解剖学・組織学に基づいた美容外科手術・修復手術自費診療の美容医療全般、プチ整形、美容皮膚科緊急時の組織対応力極めて高い(自家組織移植、皮弁形成など即時対応)極めて高い(重篤な合併症や他院修正に対応可能)医師個人の過去の専攻科や経験値により大きなばらつき編集部の推奨度・評価外科的基礎力のゴールドスタンダード骨切り・切開を伴う侵襲的美容手術で最有力経歴の精査が必須(直美医師の見極めが必要)

表を見れば一目瞭然ですが、JSAPSに所属している正会員の医師は、すでに日本形成外科学会の専門医を通過しているエリート集団です。切開を伴う二重形成、鼻の軟骨移植、輪郭形成(骨切り)、フェイスリフトなど、メスを使う大掛かりな手術を検討する場合、日本形成外科学会専門医あるいはJSAPS正会員であるか否かが、安全性を測る最重要のスクリーニング指標となります。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest