メトロポリタン美術館の青いカバ「ウィリアム」足切断の謎と愛される真相

メトロポリタン美術館の青いカバ「ウィリアム」足切断の謎と愛される真相にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

Q1:ウィリアム君の本物は、現在でもメトロポリタン美術館で常設展示されていますか?
A1:はい、ニューヨークのメトロポリタン美術館本館1階、エジプト美術ギャラリー(ギャラリー111)にて常設展示されています。ただし、世界各国の大型巡回展への特別貸出や、館内の定期的な修復・保全メンテナンスに伴い一時的に展示場所が移動することがあるため、渡航直前には公式ウェブサイトの収蔵品ギャラリー検索で展示状況を確認することをおすすめします。

Q2:足が折られた状態で発掘されたのに、なぜ現在は綺麗に立っているのですか?
A2:1910年の発掘時、4本のうち3本が破損していましたが、1917年にメトロポリタン美術館の寄贈収蔵品となった際、保存修復の専門家チームによって欠損部分が慎重に修復・接合されました。現在展示されている姿は、古代の造形意図を崩さないよう精密に施された現代の修復技術の結晶です。

Q3:ルーブル美術館や大英博物館にも似たような青いカバ像があるのはなぜですか?
A3:青いファイアンス製のカバ像は、古代エジプトの中王国時代(第11〜12王朝)の貴族の墓から複数出土しており、当時の流行的な副葬品でした。そのため、ルーブル美術館(パリ)や大英博物館(ロンドン)、ウィーン美術史美術館などにも同時代のカバ像が収蔵されています。その中でも、メトロポリタン美術館の「ウィリアム」は釉薬の発色の美しさ、スイレン文様の完全性、そしてユーモラスなプロポーションにおいて最高傑作の一つと評価されています。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest