洗練の美学が息づく街並みへ!失敗しない和モダン外観と格子の極意
洗練の美学が息づく街並みへ!失敗しない和モダン外観と格子の極意にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
日本建築の歴史において、格式と軽やかさという相反する価値を磨き上げてきたのが数寄屋造りであり、威厳と構造美を誇ってきたのが入母屋造だ。かつては広大な敷地と莫大な工費を必要としたこれらの様式が、現代の限られた敷地条件の中で鮮やかに解体・再構成されている。
屋根の勾配をあえて緩やかに抑え、水平ラインをシャープに強調する軒の出。過度な装飾を削ぎ落としながらも、軒裏に走る木目のリピテーションや端部の繊細なディテールが、道行く人の視線を柔らかく受け止める。重苦しい格式張った瓦葺きではなく、薄く軽快な金属板葺きやマットな質感の一文字葺きを組み合わせることで、伝統的なシルエットが驚くほど今日的なプロポーションへと生まれ変わる。住宅・建築設計業界では、この「引き算の美学」を取り入れたファサード設計が、都市の街並みに対する最も誠実な回答として高く評価されている。