世界最大の津波は524M!リトゥヤ湾の真相と日本が学ぶべき防災の教訓
世界最大の津波は524M!リトゥヤ湾の真相と日本が学ぶべき防災の教訓の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
津波の凄まじさは、単なる数値データ以上に生存者の生々しい肉声から伝わってきます。リトゥヤ湾のメガ津波が発生した当時、湾内には3隻のトロール漁船が停泊していました。
そのうちの1隻「バジャー号」に乗船していたハワード・ウルリッヒ氏は、後にUSGSや米国のドキュメンタリー取材に対し、当時の悪夢のような光景を克明に語っています。
「激しい揺れの後、湾の奥から雷鳴のような轟音が響き渡った。見上げると、信じられない高さの巨大な水の壁が立ち上がり、斜面の巨大な木々をマッチ棒のように薙ぎ倒しながら猛スピードで迫ってきた。死を覚悟し、船の錨綱を切断して波の正面へと舳先を向けた」(ハワード・ウルリッヒ氏の手記・インタビューより)
ウルリッヒ氏の船は奇跡的に波の頂上へと持ち上げられ、森の上を浮遊するかのような感覚の後、湾外へと押し流されて九死に一生を得ました。一方で、湾口付近に停泊していた別の漁船は津波の直撃を受け、乗組員2名とともに消息を絶ちました。大自然が突如として牙を剥いた瞬間、人間の技術や経験を完全に無力化する圧倒的な破壊力がそこにはありました。