舌磨きはしないほうがいい?歯科医が警告する口臭悪化の真相とNg習慣
舌磨きはしないほうがいい?歯科医が警告する口臭悪化の真相とNg習慣の詳細について、専門知識を基に徹底解説します。
ネット上のQ&AサイトやSNSを観察すると、舌磨きに執着する人々の切実な声が数多く記録されています。20代〜40代を中心に「白いものが気になって1日3回磨いていたら、舌がヒリヒリして口臭が強くなった」「舌ブラシが手放せず、血が出るまで磨いてしまう」といった体験談が相次いでいます。
都内の歯科クリニックで口臭外来を担当する歯科医師は、次のように臨床の実態を明かします。
「口臭外来を訪れる患者さんの約半数は、客観的な口臭測定器の数値が基準値以下であるにもかかわらず、強い口臭を思い込む『自臭症』や不安傾向を抱えています。鏡を見て舌が少しでも白いと不安になり、歯ブラシで力任せに擦り、出血した状態で来院されるケースが目立ちます。舌苔の白い汚れ原因の多くは、病的な異常ではなく、唾液の分泌低下や会話不足、軽度の脱水によって自然に生じる生理現象にすぎません。舌をピンク色の生肉のような状態にしようと削り取るのは、皮膚の皮を無理やり剥がしているのと同じです」
他者への迷惑を恐れるあまり、過剰なケアへ駆り立てられる心理的プレッシャーが、かえって口腔粘膜を痛めつける実態が浮き彫りになっています。